イーモバイル、音声通話サービス開始
「イーモバイルが今年の3月28日から、ケイタイの音声通話サービスを開始したそうですが、料金制度や心配な点などの情報を教えてください」
イーモバイルは2007年3月にケイタイ業界に新規参入しましたが、当初はデータ通信のみを扱っていました。
それから1年後に、ご指摘の音声通話サービスの開始にこぎつけました。(以下E社と表記)
E社のうたい文句は、月額基本料無料の従量制の音声通話サービスですが、では通話料はいくらかといいますと、ケイタイやPHS、固定電話(IP電話含む)への通話が30秒18.9円、ショートメッセージサービス(SMS)の利用は1通あたり2.1円となります。
オプションとして「定額パック24」というものが用意されていますが、月額980円でE社同士の通話やSMSは終日無料となります。
また他社のケイタイ、PHSへの通話料が30秒9.45円、固定電話(IP電話も)への通話料が30秒5.25円にそれぞれ減額されます。
このようにご説明いたしますと、まさにいいところだらけのキャリアということになりますが、このイーモバイル、じつはまだまだ大きな課題を抱えております。
もちろん、それもいずれは早晩解決されることになるのでしょうが、その課題というのは、肝心の、通話エリアが狭いということです。
詳しい通話エリアは下記のE社のサイトに載せられていますので、そちらをご覧いただくことにして、では、E社の通話エリア圏外に住んでいる人は全く使えないキャリアなのかというと、そうではなく、E社でカバーしきれない範囲はドコモの通信網が代わりに対応することになっております。
つまりは国内ローミングサービスを使用するということです。
今のところ東芝製の「H11T」という機種がドコモのローミング対応機として使えるようですが、ローミング時の通話料は30秒22.05円、パケット通信料は1パケットあたり0.0735円、SMSは1通7.35円となります。
なお、ローミンクサービズを利用するには事前に申込みをしておく必要があります。
ローミング使用料として月額105円が、通話料とは別にかかります。
E社の通話エリア
http://emobile.jp/area/area.html
イーモバイルにかかわる問題が実はもう一つありまして、それは何かと申しますと、E社ではサービスの中心をあくまでもデータ通信に置いていて、その観点から、お客様は通話サービスだけを単体で契約することはできないということです。
毎月のデータ通信料ですが、ベーシックプランの場合、月額2,000円〜5,980円となります。
E社によりますと、2年契約を条件で毎月1,000円引きを行なう「新にねん」というプランを設定しているようですが、これに入りますと、毎月のデータ通信料は、月額1,000円〜4,980円となります。
以上、現状でのE社の問題点といえる部分を取り上げましたが、もちろん、E社ならではの利点もありまして、それは電話サービスに対応した端末は、コードで結ぶパソコンのモデムとしても利用可能だという点です。
他社の携帯電話サービスですと、ケータイをパソコンのデータ通信モデムとしてコードで結んで利用なんかしたら、それこそ多額の通信料を請求されますが、E社ではデータ通信料の中にパソコン用モデムとして利用した場合の利用料も含まれますので、これは確かに大きな強みといえますね。
イーモバイルで発売している音声サービス対応の端末は、08年4月現在で2モデルのみです。
スマートフォンタイプのHTC製「S11HT」と、東芝製の折りたたみ型の「H11T」の2つです。
気になるお値段ですが、E社の直販サイトで購入する場合、ベーシックプランで「S11HT」が67,980円、「H11T」が57,980円で、2年契約となる「新にねん」でしたら、「S11HT」が43,980円、「H11T」が33,980円となります。
なお詳細につきましては、下記のイーモバイル公式サイトをご覧ください。(この項おわり)
https://store.emobile.jp/
- 2008/10/21(火) 21:41:11|
- 「携帯電話-Q&A」
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